データ作成方法-CLIP STUDIO PAINT

CLIP STUDIO PAINT クリップスタジオペイント(クリスタ)では、テンプレートを使うより簡単に、トンボやノンブルなど様々な設定してデータを作成することができます。 まずは用紙サイズや作成モード(カラー、モノクロ)等、基本的な設定を行います。


新規作成時の注意事項


「裁ち落とし幅」とは、「塗り足し幅」のことです。ここは3mmに設定してください。

また、CLIP STUDIO PAINT EXにて本文を新規作成する場合、ページ数は表紙を抜いたページ数をご入力下さい。
28Pの本の場合、24と入力してください。
モノクロ原稿の場合、基本解像度は必ず「600dpi」としてください。
裁ち落とし幅は「3mm」、基本線は「60.0」としてください。



ノンブルについて

作成したページには、ノンブルを付けて下さい。
CLIP STUDIO PAINT PROでは、ノンブルは自動で付きませんので、ノンブルの付け忘れにご注意下さい。
表紙・表紙裏以外のページに白紙ページがある場合も、ノンブルをお付け下さい。
その際、ご注文時の備考欄などに「P●●は白紙」等の記載をお願いします。
ノンブルのフォントについては、読みやすいフォント(サイズ6pt以上)であれば、特に決まりはありません。


仕上がり内にノンブルを入れたくない場合
CLIP STUDIO PAINTには『隠しノンブル』という機能もありますが、これは無線綴じの場合でしかご利用いただけません。

CLIP STUDIO PAINTにおける隠しノンブルとは、ノンブルをノド(綴じられる所)のギリギリにつけることで、無線綴じをした際に内側に入り込み見えにくくなるノンブルのこと。

中綴じでもノンブルを入れたくない場合、なないろ堂では断ち切り(塗り足し)の外側にノンブルをつける方法でも対応しております。
外側につけることで断裁時にノンブルも一緒に切り落とされ、仕上がり内にはノンブルを入れないことが可能です。
全体に絵柄を入れるイラスト本や写真集など、ノンブルがデザインの邪魔になる場合もあります。
その際は、ぜひこの方法で原稿を作成してください。

スクリーントーンについて

アミトーンを使う場合、できるだけ60線以下に設定することをオススメします。
80線で70%以上の濃い色を表現しますと、潰れてしまう可能性があります。
また、トーンを重ねますと、モアレが発生することもありますので、ご了承下さい。
モアレの原因については別途解説しておりますので、そちらをご覧下さい。
>モアレについて



文字の位置について

原稿の端に書かれた文字は、切れてしまうことがあります。
切れて欲しくない文字は、仕上がり線より更に5mm程度内側に配置するようにして下さい。
デザイン上、あえて文字が切れるようにしている場合は、ご注文時の備考欄などに
「P●●の文字が切れるのは了承済み」等の記載をお願いします。
※デザインの仕様なのか判断しかねる場合、こちらから確認のご連絡をさせていただく場合があります。



書き出しについて

書き出しの際は、できるだけノンブルとファイル名が同じになるように設定して下さい。
また、1ページずつ保存するときは、「.clip」以外の拡張子(PSDまたはTIFF)で書き出して下さい。

チェック項目について
1.Photoshopファイル設定
【背景として出力する】にチェックをしてください。ここにチェックを入れることで、psd書き出し時に原稿のレイヤーにロック(保護)がかかり、トラブルを防ぎます。

2.出力イメージ
【テキスト】【ノンブル】【トンボ】にチェックを入れてください。※ノンブルを別途自分で配置する場合、チェックは不要です。

3.カラー
・フルカラー原稿の場合【RGBカラー】
【ICCプロファイルの埋め込み】にも必ずチェックを入れてください。このチェックを入れることで、お客様と弊社のディスプレイによる見え方の違いや、出力デバイスの違い等による色の誤差をより少なくすることができます。
・モノクロ原稿の場合【グレースケール】または【モノクロ2階調】

グレースケールとモノクロ2階調について
グレースケールとは白から黒への間のグレーの濃淡も表現可能なデータ形式。モノクロ2階調とは、白と黒の2色だけ描くデータ形式です。原稿に合わせた形式を選んでください。

4.出力サイズ
基本的に【元データからの拡縮率:100%】のままで問題ありません。再録集やまとめ本等にするため原稿と製本サイズが異なる場合は、この数値を変更してください。

5.拡大縮小時の処理
・フルカラー原稿の場合【イラスト向き】→品質優先
・モノクロ原稿の場合【コミック向き】→品質優先

カラープロファイルについて
OSやディスプレイ間のカラープロファイルの違いによって、意図しない色になってしまう場合があります。
それを防ぐために、【カラープロファイル】の設定をお願い致します。
メニューの「表示」→「カラープロファイル」→「プレビューの設定」を選択すると、「カラープロファイルプレビュー」というウィンドウが現れます。その中の「プレビューするプロファイル」にて【RGB:AdobeRGB】を選択してください。

カラープロファイルについて、詳しくは>カラープロファイルについてをご覧ください。


CLIP STUDIO PAINT の操作法などについて詳しくは公式サイトをご確認下さい。


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