メディバンペイントは無料で使えるペイントソフトです。
無料でありながら様々な機能が使えるので、有料のペイントソフトを持っていない方でも気軽に同人誌を作れます。
ここではデータの作り方や各種設定方法などをご紹介していきます。

なないろ堂のテンプレートを使う方法と、テンプレートを使わずに新規作成する方法があります。

テンプレートの使い方

テンプレートを使う場合はこちらからpsd形式のデータをダウンロードしてください。

【ファイル】→【開く】を選んでダウンロードしたテンプレートのデータを開くと、レイヤー分けされた状態でテンプレートが開けます。

入稿時は内枠・仕上げ位置のレイヤーを非表示にしてください。

新規作成の流れ

本文の設定

メディバンペイントを起動し、【ファイル】→【新規クラウドドキュメント】を選択してください。
作りたい冊子のテンプレートを選ぶと、自動的にサイズなどの設定が反映されます。
表紙は別で作るので、「表紙を作成」のチェックは外して構いません。
右下のOKを押すと本文ページ一覧(プロジェクトパネル)が表示されるので、描きたいページを選択して本文を描いていきます。
ページは後から増減させたり、順番を入れ替えたりが可能です。

表紙の設定

メディバンペイントを起動し、【ファイル】→【新規作成】を選択してください。
テンプレートの項目で作りたい冊子のサイズと解像度を選択します。
解像度はカラーでは600dpi、モノクロでは350dpiをご選択ください。

表紙と裏表紙が繋がった状態(見開き)で入稿する場合、「見開き/くるみ表紙」にチェックを入れます。
背表紙幅は中綴じの場合0mmのままで構いません。無線綴じの場合は背幅計算ツールで算出してください。

データ書き出し方法

本文の書き出し方

メディバンペイントで書いた原稿は、そのままだと.mdpというメディバンペイント専用の拡張子となってしまい、印刷所に入稿することが出来ません。
そのためPSD形式など、別の形に変換する必要があります。

【プロジェクトパネル】を表示させ、右下の「一括書き出し」を選択します。
ファイルの形式はPSDを推奨しております。

「ラスタライズする」にチェックを入れると、レイヤーが統合された状態で書き出されます。
※CMYKソフトプルーフにチェックを入れてしまうとCMYKで書き出されてしまうため、RGB入稿の場合はこちらのチェックを外してください。

その次の画面で画像サイズの縮小について聞かれますが、何も触らず「次へ」を押してください。
次の画面ではノンブルの設定ができます。
「ノンブルを付けて書き出す」にチェックを入れると、自動的に本文ページにノンブルが入ります。

次に進んで本文データの保存先を選択してください。
最後の画面で設定を確認し、問題なければ「完了」を押して書き出しを行ってください。

表紙の書き出し方

【ファイル】→【書き出し】を選択してください。
ファイル形式はPSDを選び、それ以外のチェックはすべて外した状態で書き出しを行ってください。
書き出したデータは本文と同じフォルダに入れて入稿してください。

カラープロファイルについて

カラー原稿の場合、カラープロファイルの埋め込みを行うようお願いします。
【表示】→【カラーマネジメント設定】から埋め込みができます。
なないろ堂ではAdobeRGBを推奨しております。

カラープロファイルについて詳しくはこちらのコラムをご確認ください。

その他詳しい操作方法についてはMediBang Paint公式サイトをご確認ください。